
血液の癌(白血病・リンパ腫など)以外の癌の治療では、通常まず病巣を切除する手術療法が選択されます。
肺は右が三つ、左が二つの肺葉に分かれており、通常肺がんの手術では、腫瘍のできた場所をその肺葉単位で切除します。
基本的には、区域切除といって肺葉をさらに細かく区分けした部分の腫瘍とその周りの正常組織の一部を部分的に切除しますが、
広範囲の場合には、部分的、又は全体的に切除され摘出されます。
その他、肺門部と縦隔のリンパ節を取り除くリンパ節郭清術があります。
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開胸による手術は、肺がんの標準治療として確立されている反面、胸の筋肉を切断するため、長期の入院など、患者への負担がとても大きい手術です。
しかし、現在では胸腔鏡手術という最先端技術を活かし、患者さんにとって安全で痛みや苦しみが少なく、
入院期間も短くてすむという外科治療を提供することが重要視されるようになりました。
この手術は体の側面に2~3センチの穴を4、5か所開け、小型カメラ(胸腔鏡)や自動縫合器などの器具を差し込み、
カメラで映しだした映像で、胸腔の内部を観察しながら器具を操作します。
外科手術でも非常に高度な技術力を求められる手術なので誰でもよいというわではなく、慎重に医師を選ぶことが重要になります。
この手術の導入により、高齢者やあまり体力がない患者さんでも手術を受けることが可能になりました。
日本の医療技術は世界的にみてもとてもレベルが高く、手術後の死亡率が1%前後です。
これは他国の5%と比べてみてもとても少ないことがわかります。
順天堂病院では0.4%という統計がでているそうです。
もちろん手術は100%安全というわけではありませんが、日本の技術は世界でも十分通用するレベルだと考えてよいでしょう。
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次は、肺がん治療の予後について
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肺がん治療の予後